リレー式計算機とは?
コンピュータ黎明期はダイオードとリレーによって構成されたコンピュータが主流でした。時代が進むに連れて素子は真空管・トランジスタ・LSIと微細化・省電力化が進み、今のような超小型ICが実現しました。今回はあえて時代に逆行し、リレーとダイオードを利用した計算機を自作したいと思います。CPUはもちろんRAMなどにもICは一切利用しません。具体的な目標としては、第一段階としては円周率3.14の計算です。第2段階では円周率10桁の計算を目標とします。(そういえば今日は円周率の日ですね)
目的
ロマン以外の何物でもない。
方針
以下のような工程で進めていくつもりです。
- 円周率計算公式の選定
- 計算アルゴリズムの大まかなフロー作成
- CPUの命令セット決定
- 命令セットに基づいたCPUエミュレーターの作成
- 専用アセンブラ作成
- プログラム作成
- CPUエミュレーター上でプログラムの検証
- 回路設計
- 回路に基づいたCPUシミュレータの作成
- CPUシミュレータ上での回路検証
- 組み立て
- 実働テスト
今現在2.計算アルゴリズムの大まかなフロー作成まで完了しているので近いうちに記事にします。 計画としては11月にある大学の学祭に間に合うようにするつもりです。