みなさん、いかがお過ごしでしょうか? PiBVT です。
怒涛の 2020 年もあと数時間で終わるため、紅白を見ながら今年やったことについてまとめてみました。
今年あったこと
今年は公私ともに色々ありすぎて大変でした。 その中でも特に印象的だった以下の2つの事柄について取り上げます。
- 未踏
- 研究室・卒業研究
未踏
2019年6月から2020年2月までの期間中は未踏プロジェクトとして @nimdanaoto と @ushitora_anqou と一緒に取り組んでいました。 詳しいことは彼らの記録に任せますが、まぁ大変でした。
virtualsecureplatform.github.io
単純に成果を上げることだけでなく、成果をいかに伝えるかやアピールといった表現部分に大きな労力を費やしました。 また、全員がそのようなことは経験したことがないので、暗中模索するうちに意見が衝突することが多発し、精神的にも厳しいものがありました。
そんなチームが崩壊寸前だった中、僕らをつなぎとめてくれたのは「Factorio」というゲームの存在です。
とある惑星に墜落した宇宙船の船員が、原住民の土地を侵略し資源を略奪しながら脱出用のロケットや衛星を飛ばすというアメリカの開拓者を乗せたメイフラワー号顔負けの工場経営SLGです。
未踏のミーティングが東京であった夜はホテルで反省会をした後に Factorio のマルチプレイをすることで 互いの親睦を深め、「Factorio をするためにチームとして存在している」といっても過言ではない状態でした。
無事未踏のプロジェクト期間を終えた後は、成果を論文としてまとめる作業をしていました。 @nimdanaoto が筆頭で論文を書き、 @ushitora_anqou と僕が論文に必要な実装や計測を行っていました。 その中でも、文章表現をめぐり内紛が勃発することがありましたが、そんな日の夜はみんなで Factorio をして仲直り(?)をしていました。
その時書いていた論文は USENIX Security に採択され、来年はバンクーバーに行くのが楽しみです。(行けない可能性が高そうではあるけれど。)
来年以降も、このチームで少しずつ活動して SCO(Secure Computation Offloading) だけでなく他の分野にも応用できるように頑張っていきたいと思っています。
研究室・卒業研究
例年に1か月遅れて 4 月下旬に京都大学学術情報メディアセンター 岡部研究室に配属されました。
もともと自分自身の興味やアルバイトの担当分野がネットワーク(L2~L4) であったことからこの研究室を選びましたが、 結論としては自分にとって最高の研究室を選択したなぁと感じています。 研究室の先生だけでなく、修士の先輩と話していても面白い話や、かなり研究の専門的な部分に踏み込んだ相談であっても的確なアドバイスを頂けて とても楽しいです。ある程度の自由が効くので色々とやっていました。
卒業研究に向けていろいろと研究しているのですが、先行研究を調べてまとめて内部のアーキテクチャを考えていると、 頭が爆発して一定期間何も手につかない状態になることがありました。
そんな時に僕の疲れた頭を癒してくれたのが「Factorio」というゲームです。
とある惑星に墜落した宇宙船の船員が、工場を建てまくって環境汚染をしたり、先住民の巣に核弾頭を叩き込んで先住民の反発を抑え込んだりする非常に友好的で健全な工場経営SLGです。
日中は研究をして夜は2時間ほど未踏チームや他の友人と遊んでリフレッシュをしていました。 研究ばかりではなく、適度な息抜きが肝心であるということです。
卒業研究は卒論の執筆が若干遅れていますが、できる限り頑張って良い論文に仕上げて卒業したいです。
最後に
Factorio というゲームはあらゆる障壁を打ち破ることができるので、ぜひ遊んでください!
2020年はお世話になりました。 それではみなさん、よいお年をお迎えください。