外部記憶装置

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Linuxサーバーを再構築した。その4(Samba設定編)

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Sambaとは

SambaはSMBプロトコルのファイルサーバーでWindowsUnix間でのファイル共有を可能にするソフトウェアです。

今回は個人用にファイルサーバーを立てるので、複数人での共有については配慮してません。

Sambaをインストールする。

サーバーにSSHして

$ sudo apt install samba

次に基本的な設定を行います。

/etc/samba/smb.conf

をroot権限で開き、

;    interfaces = 127.0.0.0/8 eth0 を interfaces 127.0.0.0/8 192.168.100.0/24
;    bind interfaces only = yes を bind interfaces only = yes

とすることで、アクセス可能な範囲をLAN内に限定することができます。

共有ディレクトリの設定

サーバーのホームディレクトリで

mkdir share
chmod 770 share

と、共有対象のディレクトリshareを作成します。

次に、共有設定をするために再び

/etc/samba/smb.conf

をroot権限で開き、ファイルの最後に

[Share]
    path = /home/hoge/share
    writable = yes
    create mode = 0770
    directory mode = 0770
    guest ok = no
    valid users = hoge

を追記します。

path は共有対象のディレクトリのフルパス

writableは書き込み許可

create mode,directory mode はアクセス権限の設定

guest ok はゲストの接続

valid usersはアクセス可能なユーザー名

となっています。 今回はインストール時に登録したユーザーhogeのみがアクセス可能となるようにしています。

そして、アクセス時専用のパスワードを設定します。

sudo smbpasswd -a hoge
New SMB password:(新規にパスワードを設定する)
Retype new SMB password:(上と同じものを入力)

とすることで登録ができます。 最後にSambaサービスを再起動し、ファイアーウォールに通信許可を追加します。

sudo systemctl restart smbd
sudo ufw allow samba

以上でサーバー側の設定は終了です。

Windowsから接続する

ファイルエクスプローラーを開き、上部のアドレス欄に

\\192.168.100.100\Share

と入力すると、ユーザー名とパスワード入力画面が出てくるので、ユーザー名hogeと登録したパスワードを入力することでアクセスできます。

以上でファイルサーバーの構築は終了です。複数人で異なるアクセス権限の設定等も可能ですが、当人は使う機会が無いので今回はしません。

次回はKVMのインストールと設定を行い、サーバー再構築を終了します。

参考文献

Debian 9 Stretch : Samba : アクセス権付の共有フォルダ作成 : Server World